めまいを引き起こすメニエール病

耳鳴り

 

メニエール病を発症すると、主な症状として難聴や耳鳴り、そしてめまいが発生します。

 

軽度であれば日常生活に大きな支障が出ないこともありますが、回転性のめまいが症状として現れると数十分から重い人では数時間もの間、正常に動くことができない状態が続くことがあります。

 

症状は人によって個人差が大きいため、内服薬で治まる場合もあれば、外科的な手術をしなければ普段通りの生活が送れない身体になってしまう危険性も潜んでいます。

 

メニエール病は進行性なので、早めに対処すれば重症化しないケースも多々あります。そして症状さえ発生しなければ普段通りの日常生活を問題なく送ることができるため、仕事に支障をきたすこともありません。

 

そのため、突然耳鳴りや難聴、そしてめまいが発生した場合は早期に病院を受診することが大切です。症状の度合いによって内科的な治療か、あるいは外科的な手術が必要かが判断されます。

外科的な手術の種類と方法について

外科的治療はいくつかあり、それぞれ有効率が異なります。内リンパ嚢解放術はリンパ圧を減らすことにより症状を和らげる方法で、再発しにくいと言われています。しかし有効率は70%と決して高くはなく、効果を十分に感じられない患者も一定数存在します。

 

前庭神経という平衡感覚を司っている神経を切断する方法も症状の改善に効果的です。

 

有効率は90%とされ、多くの患者が効果を実感できます。一方で残った前庭神経を使って両耳の平衡感覚を制御しなければいけなくなるので、リハビリに時間を要します。

 

 

よほど症状が重篤でなければ選択されませんが、内耳破壊術という方法も存在します。これは症状が重い方の内耳の機能を破壊することで、めまいを発生を抑えるやり方です。

 

症状は一切なくなりますが、聴力も失われてしまいます。そのため、難聴を発症してほとんど聴力がなくなっている場合など、実施されるケースは限定的となります。

外科的治療は症状が重い場合に適した方法

薬物療法でめまいが治まることも多く、無理に外科的な治療を求める必要はありませんが、内科的治療で症状の改善が見られなければ手術を検討することになります。

 

逆に投薬ではほとんど効果がなかった患者でも、外科的治療で劇的に改善することもあります。日常生活に支障が出ており、投薬でも症状が治まらないのであれば、手術を行うべきでしょう。

 

ただ、メニエール病の症状は個人差が大きく、人によって不規則に現れる点も見過ごせません。手術前後での症状の比較も難しく、有効性の評価は慎重に行われているのが現状です。

 

もちろん外科的な治療により大きく改善した患者も多いため、非常に有効な方法であることは間違いありません。ただ、栄養療法や生活習慣を見直すことで、めまいなどの症状を緩和させることができる場合もあります。

 

外科的な治療は投薬や生活習慣の改善でもほとんど効果が見られなかった場合の最終手段と理解しておくと良いでしょう。