耳にキーンという音が聴こえるメカニズム

耳鳴りの治療法:マスカー療法

 

耳鳴りとは、周囲で音がしていないにも関わらずキーンという音やゴーンといった音が聞こえることをいいます。その原因ははっきりとは解明されていませんが、音が伝わるルートのどこかで障害が起きていると考えられています。

 

音は外耳から鼓膜を振動させて中耳へ伝わります。そして中耳から内耳に伝り、電気信号として脳に伝えられることになります。

 

これらのルートのどこかに障害が起きると、脳は電気信号を受け取ろうと神経が活性化し、本来であれば聞こえないはずの音まで感じるようになると考えられています。

 

耳鳴りは、ストレスや疲労が溜まっていたり、睡眠が不足していたりして引き起こされることがあります。

 

ストレスがかかっていたり睡眠不足だと、自律神経が乱れやすくなるからです。また、病気に伴って引き起こされることもあります。例えば、中耳炎や突発性難聴、メニエール病などで起こることが多いと言われています。

どういった治療法があるのか知りたい

耳鳴りは、それだけでは特に危険なものではありません。痛みを感じることもなく、放っておいたらいつの間にか治っていたということも多いものです。しかし、人によっては苦痛に感じることもあり、それがストレスになって症状が悪化してしまうこともあります。

 

 

耳鳴りの治療法には、マスカー療法やTRT療法、星状神経節ブロック、薬物療法、心理療法などがあります。心理的な要因やストレスが大きく関わっていることも多いので、そういった場合には心理療法が効果的です。

 

心理療法は心理療法士やカウンセラーにより、原因となっているストレスの要因を突き止めて、ストレスを軽減する治療法のことをいいます。心理療法は、自律神経を落ち着かせて精神状態を安定させることを目的としています。

 

それから薬物療法は、薬を使って症状を緩和する治療法です。根本的に解決するわけではありませんが、症状を和らげることができる場合もあります。

耳鳴りを一時的に解消できる治療法

マスカー療法とは、耳鳴りに近い音を聞き続ける治療法のことをいいます。その音を聞き続けることによって慣れていくので、耳に何か聴こえていてもあまり気にならなくなるという治療法です。

 

耳鳴りよりも大きな音を3分から5分程度聴くと、一時的に解消するといった仕組みを利用しています。

 

 

マスカー療法を実施する時には、まず耳にどういった音が聞こえているかを調べる必要があります。特定した音を流す装置をマスカ―というので、マスカー療法という名前が付きました

 

マスカー療法は一時的に耳鳴りを解消することはできますが、根本的に問題を解決することはできません。それは他の治療法でも同様で、完治が難しいのが特徴です。マスカー療法にもその効果には個人差がありますが、一時的なものなので長時間は期待できないとされています。早ければ数時間程度で効果が無くなりますし、長い場合には数日程度効果が持続します。